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要介護者にとって、口の健康はとても大切です

口の中は細菌の宝庫で、歯垢 1グラム中に100〜1000億、唾液1mlには10億もの細菌が生殖していると言われています。
身体の入り口に、手のひら位のバイ菌の巣があると考えるとぞっとしますね。
しかしこれは、重度の歯周病といっても普通の生活をされている人の場合です。
人は、話をしたり口を動かしたりしているうちに、舌や頬、唇の内側で汚れを拭き唾液によって洗い流す自浄作用をもっていますので、会話などの日常の動作によって自然に口の掃除をしています。ですから、虫歯や歯周病は主に口の動きや唾液の分泌の少ない睡眠中に進行します。

自浄作用が活発な健常者に比べ、口の動きや唾液の分泌が極めて少ない寝たきりの方の口の中は、不潔になり易く抵抗力が低下しているために非常に細菌による影響を受けやすい状態にあります。これは健常者の手のひらほどのバイ菌の巣よりもずっと深刻です。口腔内細菌が身体に進入する経路として気管、血管、食道があります。気管から肺へ入って誤嚥性肺炎を、血管からの進入による敗血症、心臓弁膜での増殖により心内膜炎を引き起こします。また、大半の細菌は胃に落とし込まれることになりますが、高齢者の三大死因が、肺炎、心筋梗塞、胃ガン、ですので、口腔細菌は、高齢者の健康に少なからず関与し, 生命に深く関わるもだと考えられます。口腔内細菌は糖尿病、肥満等全身疾患の原因にもなり、それに伴う合併症とも大きな関わりがあります。

こんな症状がでたら口腔ケアの介護をお考えください。

・口臭が強い
・食が細くなった
・入れ歯が黒ずんできた
・よく熱を出すようになった
・風邪をひきやすく、治りにくい
・寝付くことが多くなった
・言葉が出にくく、家族との会話も少なくなった

朝起きたら顔を洗って歯を磨くという習慣は、1日の始まりを意味します。口腔ケアを1日のリズムの中に組み込んで、生活にメリハリをつけましょう。

口腔ケアは要介護のレベルや口の中の状態によって異なります

例えば、寝たきりで歯牙が多く残っている方は、日常のブラッシングに加えて週一回の歯科衛生士による口腔清掃や月一回の歯科医による検診が理想です。
ご自分で歯磨きができる方は、動機付けを行って、月一回、点検と評価をしてあげると、それを励みにしっかり歯磨きをしてくださいます。
ご自分で歯ブラシを操ることや歯ブラシによる口への刺激は、細胞の活性を促しリハビリやぼけ防止にも役に立ちます。
しかし、時として歯ブラシによって歯肉や粘膜を傷つけていることもあります。

まずは、歯科医による検診と歯科医や歯科衛生士によるTBI(歯磨き指導)PTB(専門家による歯磨き)を受けて、その方に合った方法で歯磨きをしてもらいましょう。どの先生が往診をしてくださるかが分からないようでしたなら、市役所や保健所、地元の歯科医師会に相談しましょう。

自分で口をゆすげない寝たきりの人の口腔ケアは、多くの手間と高い技術を要しリスクを伴います。それは水の処理が口腔ケアを難しくしているからです。
口さえ開いてもらえば歯磨きは出来るのですが、残渣やブラシを湿らせた水が口の中に少しでも溜まると、苦しくて誤嚥を起こしひどくむせてしまうことがあります。そして口をゆすいでもらうことになりますが、この口をゆすいでもらうための、起きあがらせる、水を含ませる、出させる、という作業が大きな手間と時間をとり、介護者にとっても本人にとっても大きな負担となります。
万一、衣類や布団が濡れるようなことがあれば、着替えやシーツ交換も必要となってしまいます。また、このような苦労をしても、口を「クチュクチュ」ゆすぐ行為が十分できないので汚れをきれいに洗い流せずに思うような結果を得る事ができませんでした。

介口ケア用給水吸引電動歯ブラシ「ケアクリニック オーラル」はどなたでも、口の中を観察しながら簡単に日常の歯磨きをしていただける製品です。
専用設備のない家庭内では今まで困難だった要介護者の口腔ケアが容易に行えるようになりました。

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